うつ病講座

うつ病患者によるうつ病講座 うつ病解説

現在うつ病に苦しんでいる人、家族や周囲にうつ病で苦しんでるがいっらしゃる方がいましたらましたらこの講座を読んでいただいて何かの参考にしていただけると幸いです。

うつ病経験者でもあるひろしを例に簡単に解説したいと思います。

うつ病とは

脳のエネルギーが不足し脳の中でトラブルが生じている状態です。

どうしてエネルギーが不足するの
人間には自然治癒力というものが備わっています。ストレスがあってもの原因が解消されたり、ある程度時間が経つことで次第に癒やされ回復に向かいます。ストレスを受けやすかったり受け続けたり、必要以上のストレスにさらされることによって脳のエネルギーが不足していきます。また生活習慣の乱れにより休養をとらないことによってもエネルギーは不足していきます。

うつ病になる人の特徴は
よく言えばまじめ、正義感が強い、完璧主義者、人からの評価も高い、道徳感も強い人などに多いと言われていますがあくまで統計的であり誰しもがなり得る病気であると思います。ひろしは自己洞察力が低い人もなり得ると考えます。ブログを書いているうちにそう思うようになりました。うつ病でお悩みの方は一度ご自身のことを振り返っていただくと何かきっかけが掴めるかもしれません。

どうしてひろしは、うつ病になったの
仕事と急に無職になったことによるストレスが原因だと思われます。

具体的には
・仕事中は周囲からの期待や評価に敏感で常にプレッシャーを感じていました。また常に結果を求めていました。
・高校を卒業してから同じ職場で働いていたため無職がどういう状態かわからなかった。

不安とストレスの違いは
・ストレスは現在のもので外からの刺激によって生じます。
・不安は未来を考える時に起こるもの

どういう症状なの
・憂うつになったり、気分が沈んだりすることで何もする気になれなくなります。
・何事にも前向きに考えることができなくなったり、余計な不安を抱えるようになります。
・寝付きが悪くなったり、夜中に何度も起きたり、早い時間に目が覚めるなどの睡眠障害が起こります。
・胃部不快や吐き気などの消化器症状が起こり、食事が食べられなくなります。

ひろしはどうだったの
・仕事辞めてから胃の不快感が襲ってきたり、吐き気が起こったりして食事が食べられなくなりました。体重も10kg近く減りました。また自分は癌などの大きな病気にかかったのではないかと考えるようになりました。
・昼夜逆転から始まって最終的には夜眠れなくなりました。
・何もなくても常に不安が襲ってきて焦りが生じていました。
・家のことやろうろ思ってゴミを捨てに行こうと思いましたが、捨てにいこうと思っても捨てに行けなくなりました。無気力ではなく、しようと思ってもできないのです。
・お風呂にも入れなくなりました。
・暗い部屋に一人で過ごすようになりました。
・人と関わるのが理由もなく辛くなりました。周囲からの刺激に弱くなります。

治療法は
休養と環境調整、薬物治療、精神療法が中心になります。

ひろしの治療は
・まずは病気を受け入れることが大事です。そうでないと治療は始まりません。ひろしは自分がうつ病であることを自覚するのに約半年かか りました。
・脳を休めることも重要です。まずは休養すること が一番です。よく寝て、ご飯を3食美味しく食べること。これをするだけで生活のリズムが徐々に整ってきます。
・できることなら仕事している人は仕事を辞めたり、休職すること。一人暮らしの人は実家に帰って休むこと。家で何もしないことが大事です。というより何もできないと思います。エネルギーの消耗を抑える目的があります。
・専門の医療機関にかかること。できれば精神科をおすすめします。これは薬物治療には、抗うつ剤だけでなく抗精神薬や睡眠薬を使う必要があるからです。また場合によっては入院治療が必要な場合もあるからです。
・処方された薬はきちんと飲むこと。ただ飲むのでなくきちんと飲むことが大事です。解熱鎮痛剤のようにすぐに効果が現れるわけではないためです。また途中で薬をやめることでせっかく良くなっても再発する危険があるためです。
・きちんと診察を受けること。ひろしは初めのうちは一週間とか二週間おきに診察に通っていました。医者に話しを聞いてもらうだけでも治療につながります。また薬には合う合わないといった作用や副作用があるため医師とよく相談することが重要です。

治療期間は
1〜3ヶ月で軽快するといわれていますがこれはあくまで軽症だったり、薬が体にあった場合でしかありません。人によって極端に違うと思います。逆に期間を用いると焦りや不安が生じかえって治療が長引く恐れがあります。現にひろしは今でも薬を飲み続けています。それでも病気じゃなかったころのように生活できています。

どれぐらいで良くなったの
ひろしが普通に生活できるまでは約1年。アルバイトができるまでに約1年半。正社員として働くまで約3年かかりました。

どうやって生活していたの
幸い退職金がもらえたのでそれで生活できました。あたは妻が働いていので扶養に入れてもらいました。治療はも自立支援というのを使うと条件付きですが薬代と診察料が1割負担になります。

どういう生活をしてたの
・基本的には何もせず家から一歩も出ませんでした。
・初めのうちは風呂にも入らず歯磨きもしませんでした。正確にはできませんでした。いつも同じ格好をしていました。
・階段を登るのも億劫だったので1階の居間に布団を敷いてもらってずっとじっとしていました。
・友人や元職場の人とも一切関わりませんでした。正確には関われませんでした。
・夜は薬を飲んで早く休みました。20時頃には寝て次の日の9時頃に起きるという生活サイクルでした。

周りにうつ病の人がいるのですが
周囲の人の協力と理解が必要不可欠です。このブログを見ている方でうつ病の方が家族知人等にいらっしゃたらその方を理解してあげてください。病気でそうなっているのだと。

以上がうつ病を体験したひろしによるうつ病についての解説です。現在も治療は続いているため今後も加筆訂正を加えていきたいと思います。
その際にはブログにアップしていきたいと思います。

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