うつ病講座

うつ病患者によるうつ病講座 うつ病が良くなるきっかけをつかみましょう編

はじめに

現在うつ病に苦しんでいる人、家族や周囲にうつ病で苦しんでるがいっらしゃる方がいましたらましたらこの講座を読んでいただいて何かの参考にしていただけると幸いです。

今回うつ病が良くなるきっかけをつかみましょう編です。

うつ病の治療については以前うつ病の治療について簡単に説明したのですがひろしは医師でも専門家でもないのでもありません。ましてや現在も治療を受けていて決して治ったとはいえません。ただ普通に生活できるまでには回復することができました。ではどのようにして良くなったかを経験に基づいて説明したいと思います。

1.病識を持ちましょう。自分がうつ病であることを自覚しましょう。

これはうつ病治療のスタート段階では大切なことであると思います。ひろしはうつの初期症状であろう消化器症状が出現したから自分がうつ病であることを自覚するまで約半年かかりました。きっかけは超短期入院した際に医師からはっきりと「あなたはうつ病です」「胃の違和感は仮面性うつで症状が表にでなかっただけで例え就職できていたとしても遅かれ早かれうつ病になっていました」と言われたことです。詳しくはこちらを参照してください。https://koukettou.com/category/%e4%bd%93%e9%a8%93%e8%a8%98/

これにより自分はうつ病であることを自覚することができました。それまでは気分の落ち込みや不安は仕事をしていないから、仕事をしないで家いるからただ体力が低下しているだけと思っていました。1日に3回も4回も散歩に行くという普通には考えられない行動をしていました。また医師からもうつ病とは言われませんでしたし、抗うつ剤についても胃薬としてだされたり、「すぐに良くなる」、「気分が上がってくる」という説明をされていたので抗うつ剤を飲んでいるという自覚はありませんでした。今思えばすぐに気づく話しですがその頃はそれぐらいうつ症状により判断力が低下しているのです。まずは自分がうつ病であることを自覚しましょう。そのためには専門の医療機関を受診しましょう。一箇所だけでなく合わなければ別の医療機関にかかるのも良いと思います。あなたを治療に導いてくれる医師に出会えるまで。

2.今の自分の症状を受け入れましょう。病気によるものであると。

気分が落ち込むのも不安になるのも、我慢する必要も無理に抑える必要もはありません。そうなってしまうのはうつ病という病気からくるものであると受け入れてあげましょう。そう思うことで少しは症状は和らぐと思います。ひろしはそうすることで自分のうつ症状を受け入れることができました。それでもだめな時には薬に頼りましょう。抗うつ剤はすぐに効くものではないのでこの場合は頓用薬を飲んで寝てしまいましょう。寝てしまうことでも症状が和らぐことがありますから。そのため医師から症状が強い時に飲む薬を出してもらっておくことをおすすめします。

3.休息をとりましょう。

うつ病の治療は長期戦です。すぐには良くなりません。脳を休める必要があるためです。そのためには夜はぐっすり眠りましょう。ご飯を美味しく食べましょう。それがうつが病患者の仕事なのです。これはひろしが今の主治医から言われたことです。これを実践することでひろしは少しずつうつ病が良くなっていきました。まずはそう思うことから始めましょう。そう思えるようになったら早速実践してみましょう。

4.定期的に医療機関を受診しましょう。

抗うつ剤には合う合わないがあります。なかには副作用が強いものもあります。なので薬の調整が必要なのです。ひろしは現在の薬になるまで約半年以上かかりました。6種類抗うつ剤を飲んできました。副作用に悩まされた時期もありました。初めのころは2周間おきに通院していた時期もありました。間隔が短いからといってすぐに薬が変わるということではありませんが病状報告ということも含めて医師に理解を示してもらいましょう。共感してもらいましょう。そういう人が居るだけでも心強いものですから。

5.散歩にでることから始めましょう。

今までのことを実践することでひろしのうつ病は少しづつですが良くなっていきました。そうすると通院以外でも外に出られるようになってきます。まずは散歩から外にでることを始めていきましょう。それが習慣化してくると今度は散歩以外でも外に出られるようになってきますから。始めは短い距離から少しずづ。時間帯は夜がおすすめです。周囲の刺激も少なく身なりを整える必要もないからです。好きな音楽を聞きながら散歩することも良いと思います。

以上ひろしのうつ症状が良くなるまでのきっかけとなったことです。何かの参考にしていただけると幸いです。

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