うつ病講座

うつ病患者によるうつ病講座 うつ病との向き合い方。

目次

現在うつ病に苦しんでいる人、家族や周囲にうつ病で苦しんでるがいっらしゃる方がいましたらましたらこの講座を読んでいただいて何かの参考にしていただけると幸いです。

今回はうつ病との向き合い方です。

ひろしは仕事を辞めてからうつ病になりました。タイミングとしては悪いです。仕事を辞めなければと思ったことも正直ありました。金銭面が全然違ってきますから。療養中を有給で消化すれば給料が発生しますし、休職したとしても傷病手当が支給されます。どのような扱いになるかは職場によると思いますが、少なくとも無職よりは金銭的には、楽だと思います。実際無職になってみて毎月の支払いは大変でした。額も前年度の収入で請求されます。ましてやひろしは自己都合による退職でしたので雇用保険の給付まだ3ヶ月間の給付制限がありました。そこに待機期間であったり、離職票の発行が遅くなるとハローワークでの雇用保険の申請も遅くなるのです。約4ヶ月の間収入のない状態でも、保険や税金、年金の支払いは待ってはくれないのです。今まで無職になったことのないひろしはその辺が全くの無知でした。無知って怖いですね。
以上ひろしが実際に体験してみて感じた無職中にうつ病になったデメリットです。
しかしデメリットだけでなくうつ病にとってはメリットばかりだったりします。
まずは治療に専念できることです。これはかなり大きいです。うつ病の治療には脳を休めることが重要なので休息が必要不可欠です。これまたうつ病治療の柱でもある薬物療法は、抗うつ剤の効果はすぐに現れなかったり副作用が強かったりと薬の調整に時間を要します。この辺はこちらの記事を参照してもらえば分かると思います。

うつ病患者によるうつ病講座 実際に飲んだことのある抗うつ剤6選

いつでも診察を受けることができるのもメリットです。日曜日や夜間、休診日を除けば体調が優れないときに診察を受けれるのは気分的にも全然違ってきます。ひろしは初めの頃は約二週間おきに受診してましたから。
また外部との接触が途絶えるというのもメリットだったりします。うつ病の症状で苦しんでいる時は人と関わる余裕なんてありません。ましてや家族と関わるので際億劫になってみてきますから、他人と関わる気なんて全く起きてこないです。また外部からの刺激でうつ病が悪化する恐れもあります。
次に今までの自分の人生について客観的に振り返ることができます。ひろしの場合は今までの生活が当たり前のように存在してて、あまり過去を振り返らずに突っ走ってきました。記事にも書きましたがうつ病になりやすい人って自己洞察が低かったりすると思います。自己洞察が低いと自分の疲労やストレスなどのセルフコントロールができなくて自分が思ってる以上に身体が悲鳴をあげていたりします。そういう人はうつ病の危険大なのです。
あとは家族のありがたみを感じることができます。ひろしは妻には世話になりっぱなしでした。仕事をしながらも家のこともこなして、ひろしの病院受診にも毎回付き合ってもらったり、扶養にいれてもらったりもしました。他人だったらこんなことお金を払わない限り絶対できないですしやってくれないですから。病気になってみて家族のありがたみを実感することができました。
次に普段は仕事をして、休日があるという日常が普通に存在しているものではないと感じました。うつ病が良くなってきて少しは外に出られるようになっても基本は家なので、毎日が退屈で仕方なくなってきます。これが社会復帰を目指すモチベーションだけでなく、新しく職場で働きだした際のモチベーションにつながってくるのです。
つまり新しい人生を迎えられるのです。人生のターニングポイントだったりします。新しい発見が沢山あるのです。ひろしの場合は、副業としてアルバイトをしたりブログを書いたり、今は退職した時と同じ業種で働いているのていて就職するまで色々なアルバイトを経験して自分の適正に気づくことができました。家族関係も今まで以上に良くなりました。
うつ病を機に様々なことを体験したことにより毎日充実した日々を送っています。今ではうつ病になって良かったのかなとも思っていました。
このように仕事を辞めてからうつ病にかかりましたが実際はメリットばかりだったりします。うつ病でも仕事を続けている人はたくさんいると思います。家庭や仕事の事情などがあると思いますがこの記事を呼んで今一度うつ病と向き合っていただける幸いです。

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